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2006年03月30日
 釣行1日目

2006年3月26日(日) 釣行1日目

今日の天気は、予報では曇り時々雨。しかし、雨は降っておらず、曇ってはいるが晴れ間も見える。絶好のコンディションである。
ホテルに荷物を預け弁当を受け取り、6時前に錆ヶ浜港の桟橋に着くと、フェリーの荷下ろし作業は終わっていた。
が、ガーン・・・貨物船が停泊していた。
港の入り口で様子をうかがっていると作業員らしき人が車で通りがかり、「今日は1日中入れないよ。」と教えてくれた。
今日は日曜日。前回来たときも日曜はダメだった事を思い出す。

しかたなく、すぐ脇にある磯に向かった。ここは前回もボウズだった磯である。
初日の磯1
水深が浅く、新しい溶岩でできた磯で、魚影はおろか生物が住んでいる形跡が見られない。
前回はベタナギだったが、今回はナギだが少しは風がある。何か釣れると思ったが、時間だけが無駄に過ぎて行く。
やがて、朝まずめの絶好の時間帯は終わった。2人ともまだボウズである上に、エサさえも取られない。


このままここで粘ってもらちがあかないので、ホテルに戻ってレンタカーを借りる事にした。

車で移動
私は10年以上四輪の運転はしていないので、Fたんに運転してもらう事にした。
しかし、彼も免許を取ってからほとんど運転していないようだった。
借りた車は勝手が判らないので、制限速度を守って島の外周道路を進む。

目指すは三池港である。三宅島にはフェリーが着岸する港が2つあって、1つが錆ヶ浜港、もう1つが三池港である。
2港は島の対極に位置する。島は風が強いため、風向きによって着岸する港を変えるのである。
我々はホテルからの情報で、三池港でマダイやシマアジが上がっているとの情報を得ていた。期待は高まる。

港に着くと、駐車している車が少ない。釣り人も1人もいない。
ガ~~ン・・・ここにも貨物船;;

こうなったら、貨物船が来れない漁港を狙うか、磯を攻めるしか無い。
しかし、軽装備の我々では風が強い日の荒磯は危険である。
外周道路を道なりに進み、港を探す。しばらくして、小さめの漁港が見つかった。
湯の浜漁港である。
湯の浜漁港
車で堤防の先端まで進むが、道幅が車1台分しか無く、しかも所々水がたまっている。
経験上、堤防の上に水がたまると、危険なくらい良く滑る。
Fたんは初めての三宅島釣行と久しぶりの運転でハイになっている。
徐行するように言ったのだが、「落ちても水の上だから大丈夫ですよ。ヘッヘッヘ。」と意味不明な事を言いながら、減速もせずに進んで行く。
マジで恐怖だった。後に自分の足で歩いてみて、どんなに滑るのか理解したらしく、引きつった笑みを浮かべていた。

堤防の先端に車をとめ、釣りの準備にかかった。
先客が4~5人来ており、まだ仕掛けを作ってる人も何人かいた。
我々が準備している間に、先に釣りを始めた人が何か釣った。竿がかなり曲がっている。
しばらくして上がって来た魚は、40cmオーバーのクロメジナ(オナガグレ)だった。
はやる気持ちで仕掛けを作っていたので、浮きを付け忘れてしまい作り直した。
やっと釣りを始めたがアタリが無い。風が強くなって寒くなってきた。
Fたんはカゴ釣りとブッコミ釣りの二刀流である。
私もブダイ狙いでブッコミもやってみたが、エサのアオイソメが全くかじられない。
地元の人が余ったキビナゴをくれたので、Fたんはエサを変えてカサゴ&大物狙いを始めた。

そして、Fたんのブッコミ竿が曲がった。大きそうだ。
竿のモッタリした動きを見ると、ウツボのようである。
50号の船竿と7000番のリールの力で強引に巻き上げる。
ウツボ
上がって来た魚は、やはりウツボだった。タモですくい上げ、針をはずす。
口を開いて威嚇してくるので、針がはずしにくい。やっとの思いではずし、海にお帰りいただいた。
Fたんが足で蹴って落としたのだが、最後の一蹴りでつま先がウツボの下に入り、ヤツは生まれて初めて空を飛んだ。

しばらくして、Fたんがブッコミ仕掛けを回収すると、何やら釣れていた。
以前友人のsaltydogさん(salちゃん)やMr.mudさん(MUDさん)が釣ったアカエソだった。
1匹だけじゃ料理しても大変なので、これもリリース。

それっきりアタリが遠のいた。先客グループが20cmほどのメジナを釣り上げたが、我々はエサさえ取られない。だんだん寒さが身にしみてくる。
未だにキープした魚は0匹。私に至っては、釣った魚も0匹。いわゆるボウズである。
時は12時をまわり、そろそろ昼食の時間だ。一度帰ってホテルのレストランでランチタイムにした。
Fたんは鰻丼、私は前回salちゃんに食べられてしまったカンパチのかま定食。
飯を食ったあとは眠気が襲って来る。
レンタカーを返却し、夕方まで休む事にした。

どれくらい寝たのだろうか。ホテルのロビーでウトウトしていると、Fたんに起こされた。
窓から見える貨物船がいなくなっている。
時は3時半を過ぎていた。チェックインを済ませ、夕まずめに向けて再び出陣である。

錆ヶ浜桟橋
錆ヶ浜桟橋に着くと、先端にはすでに人がいっぱい来て釣っていた。
人のいない釣り座を選び、桟橋の中程に陣取った。
まだ絶好の夕まずめには時間がある。しかし、満潮は3時くらいなのでメジナが釣れるかも知れない。
私はカゴ釣りのみ、Fたんはまたカゴとブッコミの二刀流。

釣り始めると、浮きが微妙に沈むのだが、一気に持って行かない。
たまーにエサが無くなる程度である。
まだ時間が早いのだろうか。周りでも誰も釣れていない。

そんなとき、Fたんのブッコミ竿が大きくしなった。
かなり重そうである。竿の動きはウツボのような感じで、モッタリと揺れている。
例によって強引に巻き上げる。なかなか浮いて来ない。
やがて姿を現したものは・・・。
ネコザメ

デ、デカイ。70~80cmはありそうな巨大ネコザメであった。
あわててタモですくおうとするも、デカ過ぎて入らない。
体の1/3しか入らないので、どうにもならない。頭だけでも子供の頭くらいはある。
ヤツは不機嫌そうに、でもマッタリと「なにすんの~?やめてよ~。」って感じでもがいている。
野次馬は何人か集まって来た。
そうしているうちに、40号の錘がタモにからみついてしまった。
そのまますくおうと頑張っていると・・・。

なんと、タモの網の部分がはずれてしまった。写真を見ればおわかりだろう。
タモの網は、からんだ錘にぶら下がった状態である。
魚よりも、先ずはタモを回収しなければならない。
何とかとろうとするが、良い案が浮かばない。地元の人の提案で、キャスターの荷造り用のフック付きのゴムコードをタモの柄に固定して、そのフックで引っかける事にした。

しかし、魚が暴れた反動でフックが網からはずれてしまった。
錘に引っかかっていたので何とも思っていなかったが、あろうことかいつのまにか錘ははずれていた。
そして、網は海中深く沈んで行った・・・。

※今回のロスト品1---タモの網

もう魚を上げる事は不可能に近い。しかも、魚は不味そうなネコザメである(後ほどネットで調べたら、サメ類で最もクセの無い淡泊な味でウマイらしい)。
仕方なく、ラインを切ってリリースした。
大物の引きを味わえただけでも、島に来た甲斐があるだろう。

ネコザメからアタリが遠のき、何も釣れなくなった。
ポツポツと竿を畳む釣り人も増えて来た。風が強く、釣りにくい。
桟橋先端が空いたので移動することにした。
向かい風の強風で、仕掛けが遠くまで飛ばない。

やがて日は沈み、絶好の時間帯を迎える。
しかし、なかなかアタリが来ない。沖に蜃気楼だろうか、妙な明かりが2つ見える。

やっと私の浮きが消し込んだ。大きく合わせると、三宅島に来て初めての魚の感触。
あまり引きは強くないが、何かかかっている。
ゴマサバ
釣り上げてみるとゴマサバだった。コイツらは群れで来ているので、釣れ始めるとず~~っと釣れ続く。
日が暮れると、今まで1匹も釣れなかったのがウソのように、次から次へとヒットする。
これはこれで楽しい。
Fたんはゴマサバが大好物なので、もう狂喜乱舞している。
しかも、釣るたびに大きくなって行くと変な笑いを浮かべている。

そして、マジでデカイのが釣れた。
巨大ゴマサバ
なんと!・・・46cm!!
バケツの中の他のゴマサバと比べていただきたい。いかに巨大であるかわかるはず。
これをFたんは普通に抜き上げていた。タモは網が無くなったので、抜き上げるしか無かったのだ。

夢中で釣っていると、Fたんが叫んだ。「あっ!!」
何事かと思って見ると、水汲みバケツのロープがはずれ、バケツが流されてしまった。
タモは使えないし、いろいろ考えているうちに流れて行ってしまった・・・。

※今回のロスト品2---水汲みバケツ

しかし、もうFたんは完全にハマッている。目はマジなのに口元は笑っている。
時間は7時になり、もう帰らないとマズイ。
私はその場でゴマサバの頭を落とし、内蔵を取り出す。
釣ってすぐに血抜きしてあるので、こうすれば傷みの早いサバでも新鮮なまま持ち帰れる。
処置が終わり、撤収してホテルに帰った。

手を洗ってすぐに夕食にして、部屋に戻ったあとは風呂である。
夜まで釣ったので時間にゆとりが無いが、ゆっくりと風呂で疲れを癒す。
2人とも、たった1日の釣りでかなり疲れていた。
明日に備えて早く寝る事にする。
夢の中で、何度も浮きが消し込む。

◎本日の釣果:ゴマサバ9匹(30~46cm)
◎ロスト品:タモの網、水汲みバケツ

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投稿者 Munapy : 2006年03月30日 15:20