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2006年3月28日(火) 釣行3日目
三宅島釣行も最終日。今日で島を発たなくてはならない。
大物をバラしたのが心残りだが、雨では釣る気になれない。
ゆっくりと休むはずであった。
ところが、朝5時にFたんの携帯アラームが鳴り響いた。
切っておくのを忘れたようである。
眠い目をこすり、窓を開けて外を見てみた。
あれ??・・・雨降ってない。てか、晴れ間が見える。
天気予報で確認すると、予報が雨から晴れに変わっていた。
Fたんに聞いてみると、疲れていたはずが、コマセ使わないなら釣りしてもいいって事になった。
彼は昨晩のうちに洗濯したので、服がコマセ臭くなるのがイヤだったのだ。
準備を済ませて桟橋に向かうと、そこにはまたしても貨物船。
今度のは釣りできそうになかった。釣場までコンテナを並べていた。
仕方なく、桟橋から見える高い磯に向かって歩くことに。
目で見ると近そうに見えるのだが、溶岩のゴツゴツした岩の上を歩くので、かなり時間と体力を使った。
やっと着いたときには汗だくだった。


遠くから見ても恐怖を感じるような高い磯だったが、現場に行ってみると大した事はなかった。
先客が2人いて釣りしていた。全然釣れていないようである。
我々はコマセを使うカゴ釣りはやめて、付けエサのみのフカセ釣りにした。
水深は浅く、根があって海中に岩がゴロゴロしている。
アタリか根がかりか判らないような感じでたまに浮きが沈むのだが、全く魚はかからない。
ときおりエサがなくなる程度だ。
風がほとんど無く、海はベタナギである。こういう日は、どこに行ってもダメである。
仕方なく、ホテルのチェックアウトに間に合うように帰ることにした。
荷物をまとめてフロントで精算し、帰りの船まで時間があるので少しまったりと時間を過ごした。
外は少し小雨がパラついて来た。
私はホテルに置いてある漫画本を読み、Fたんは外に散策に出かけた。
12時まで時間を潰し、飯にした。
その後、帰りの船が2:40なので、それまで周辺を散策に行った。
売店で土産を買い、漁港の周りを探索していると、妙なものを見つけた。

溶岩の中に木が立っており、その木自体は燃えているわけではなく、石化している。
何だかよく判らないが、木じゃなくて別の石が割り込んで来たにしては変である。
さらに進んで、桟橋側の反対から漁港に入った。
すると、港内に銀色に輝く魚体が見えた。
よく見ると、魚の群れが黒く見える。

最初は群れの小魚を大型魚が襲っているのかと思った。
でも、よく見ると、群れの魚1匹1匹がデカかった。ボラかも^^;
2時近くまで散策し、ホテルに戻った。
とうとう帰りの時間が来てしまった。ぎりぎりまで冷凍庫に入れておいた魚をクーラーBOXに入れる。
あれれ??
ガ~ン・・・我々のメジナがいない。
誰かが間違えて持って帰ってしまったようだ。
代わりに3匹入った袋があるが、さすがにそれは持ち帰れない。
3個入れておいた保冷剤も一番大きなのが無くなっていた。
「ご自由にお持ち下さい」と書いてある冷凍庫に入れておいたので、持って行かれて当然かも知れない。
今度から、魚の袋や保冷剤には名前を書いておこう。
ゴマサバの竜田揚げとメジナのリュウキュウが好きなFたんは、そうとうショックだったらしく、絶対に取り戻すとか言っている。
しかし、メジナを間違えた人は昨日帰った人だと思う。今さらどうにもならない。
また来て釣れば良いのだ。
ハプニングがあるから、思い出に残るというものである。
そんな我々を見かねて、ホテルの支配人さんがメジナをド~ンとプレゼントしてくれた。
ダンボールで持って来る量である。気前の良い人だ。
荷物と一緒に港までホテルの車で送ってもらい、帰りのフェリーに乗り込んだ。
いよいよ三宅島ともお別れである。


今まで我々が戦って来た釣場が見える。
以前来たときより釣果は良くなかったが、それでも十分楽しめた。
本土では味わえないような釣りを桟橋でも体験できる三宅島は、やっぱりスゴイ。
地元の人の話では、最近は水温が下がっていて、地磯なども全然ダメだそうである。
黒潮蛇行の影響で冷水塊が来ており、回遊性の強いクロメジナやムロアジは、今は八丈島付近を通る黒潮を泳いでいる。
土曜までは少し釣れていたようだが、大きな潮の流れより潮の潮汐を気にして中潮と大潮の日を選んでしまった。
若潮や長潮でも、黒潮が来ていれば爆釣らしい。勉強になった。
そんな中で2匹のクロメジナをゲットできたのだから、よしとしよう。
だんだん小さく見える三宅島を眺めながら、船は竹芝を目指して進んで行く。
行きと違い帰りは昼に出航するので時間がある。
少し睡眠もとったが時間が余ってしまい、船の中や甲板を散策してみた。
デッキにあるデッキブラシ?かと思ったら、ブラシじゃなかった。
夕飯は自動販売機のカップラーメンにした。ちょっと贅沢にラ王を食べた。
カンチューハイをつまみ無しで飲みウトウトしているうちに音楽が鳴った。
竹芝に無事帰ったのである。
我々は荷物が重いので、一番最後に出る事にした。
魚でいっぱいになった重い荷物を引きながら、道で待っているタクシーに乗った。
自宅までタクシーで帰り、我が家の冷凍庫に入る分だけの魚を引き取って、残りは全部Fたんが持ち帰った。この大漁の魚を使って、後日宴会を開くのだ。
家に着いて目を閉じると、三宅島の風景が目に浮かんで来る。
逃げられてしまった大きな魚。
Fたんに釣られたネコザメ。
そして、お世話になったホテルの人達。
また来月か再来月に行こう。本土では考えられないような夢のある釣りを求めて。
投稿者 Munapy : 2006年03月30日 15:23


