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2007年7月28日~29日 清水港
夏の夜はアナゴ釣りの時期である。
先週行くはずだったアナゴ釣りが大雨で流れたので、1週遅れでリベンジに行くこととなった。
メンバーは、いつものゲドバ3人衆ことSaltyDog氏(塩さん)、mr.mud氏(MUDさん)、怪人M(私)の濃い3人だ。
我々にしては珍しく天気も良く、潮も大潮でアナゴ以外の外道(?)も狙えそうな気配。
向かった先は、MUDさんの紹介で清水港の貯木場である。
塩さんの自宅前で待ち合わせ、高速道路をひた走り清水に向かう。
MUDさんとは清水で合流である。
アナゴは夜釣りなので、ゆっくり出発しても間に合う。
私と塩さんは11:30出発で東京を発った。
清水で3:30に待ち合わせである。
待ち合わせ場所の清水魚市場に着くと、MUDさんは先に到着して釣場の下見に出かけていた。
塩さんと市場の魚を見て回っていると、MUDさんが帰ってきた。
ここで早めの夕飯である。
普通の夕飯の時間に食事など摂っていたら、魚のお食事タイムを逃してしまうのだ。

市場内にある「おがわ」という店に入った。
少し外で並んだが、時間が遅いのでそんなに混んではいなく長時間は待たされなかった。
外で並んでいうちに注文をとっていたので、店内に入って席に着くとすぐに丼が運ばれてきた。
私と塩さんは次郎長海鮮丼の大盛り、MUDさんはネギトロ丼の大盛りである。
この店は、とにかくボリューム満点である。
海鮮丼のマグロの刺身が正方形のような形で、厚さも1cmほどある。
しかも、1枚の刺身だけでケチな店の海鮮丼全部の量がある。
一気に食べきらないと苦しくなるほどの量だった。
写真を撮ろうとしたところ、私以外の2人ともデジカメを忘れて来たことに気づく。
毎回誰かが何かを忘れる。
私も昨晩荷造りしたのだが、なにか心配になってきた。
食べ終わって、すぐさま釣場に向かった。
まだアナゴ釣りには時間が早いが、早めに行っておかないと釣場が確保できない。
釣場の貯木場に着くと、1年前に貯木は無くなったらしく、釣りやすくなっていた。
椅子やベンチまで置いてあって、至れり尽くせりである。
日が沈むまでは暑いので、MUDさんがビーチパラソルをセットしてくれた。
各自釣り道具を出して釣りの準備を進める。
ここで私も重大な過ちを犯していたことに気が付いた。
アナゴ用の仕掛けをタックルボックスにいっぱい入れて準備し、いらない仕掛けを別のタックルボックスにしまってきたはずが・・・いらない方のボックスを持ってきてしまったのだ。
ガーン・・・アナゴ用の針もオモリも何もかも無い。
ショックでしばらく呆然としていたが、ここまで来て諦めるわけにはいかない。
あれこれと工夫して仕掛けを作る。
塩さんはもう2本の竿にエサを付けて仕掛けを投入している。
ノベ竿も持ってきたがウキが無いので貸してくれと言われ、なぜか5個くらい持ってきたウキの1つを貸してあげた。
仕掛けを作っているうちに、塩さんのノベ竿に何か釣れた。
小さなタイの幼魚である。とてもカワイイ。
キチヌ(キビレ)の幼魚かと思っていたが、後に調べてみたらヘダイの幼魚だった。
小さすぎるので、もちろんリリースである。

私も遅ればせながら仕掛けをセットし、ちょい投げでぶっこむ。
塩さんは絶好調で、手のひらサイズのメジナや小さめのシロギスを釣り上げた。
私もやや大きめのシロギスをゲット。
そして、MUDさんが釣ったシロギスはデカかった。
22cmもあるキスで、アタリがあったあとに竿尻が跳ね上がったほどである。

ときどき地元の釣り人や漁協のオジサンが偵察にくる。
釣り師は小アジをサビキで狙っており、かなりの数を上げていた。
アジはウマイ魚だがどこにでも売っているので、我々の狙う魚には向かない。
ときどき40cm級のボラがかかっていて、そちらの方が楽しそうだった。
漁協のオジサンが酔っぱらって話しかけてきて、適当に返事してたら「エィ!」と言いながら後ろから両手で脇腹を突かれてしまった。
ちょっとキモかった。
日は沈み、アナゴの時間帯がやってきた。
アナゴ釣りはアタリがあるまで待っていれば良いので楽である。
マズメ時になってもなかなかアタリが来ず、塩さんがノベ竿でメジナをたくさん釣り上げている。
とっぷりと日が暮れて、やっと塩さんが1匹目のアナゴを釣り上げた。

アナゴの地合はあるようで無く、ポツリポツリと釣れて行った。
私も待っている釣りだけじゃヒマなので、ルアーロッドで脈釣りを試してみた。
船と堤防の隙間にソッと仕掛けを落とすと、すぐさまアタリがあった。
上がってきたのは20cmほどのメジナだった。
狙い通りに魚が釣れたので嬉しくなって、同じポイントを攻めた。
するとすぐにガツガツンという強いアタリがあって、ハリスがプッツリと切られてしまった。
それを見ていた塩さんが同じ場所をウキ釣りで狙ってみると、すぐにウキが消し込んで強烈な引きに襲われた。
やっとの思いで取り込むと、23cmほどのキチヌだった。
私がハリス切れで逃がした魚に違いない。悔しい・・・。
その後もポツポツと魚は釣れ続けた。
ここの魚は地合がほとんど無く、メジナなど一晩中釣れ続けた。
今回の塩さんは絶好調で、シマイサキやウミタナゴなども釣り上げた。
塩さんがトイレに行っている間に彼の竿にアタリがきた。
1回だけ竿先の鈴が鳴って、そのあとは私が仕掛けを投入にた直後に軽く竿先が動く程度だった。
私の投げた仕掛けが絡んでしまったのかと思い、塩さんの竿をアワセてみると、なにやら大きな魚があばれている。
引きからしてアナゴだと思うのだが、他人の竿なので大きさがつかめない。
慎重に寄せて塩さんが帰ってくるのを待ち、バトンタッチを要請したのだが勝手に上げちゃってOKだと言われた。
近くまで寄せてみると、それは70cmオーバーの大アナゴだった。
思い切り抜き上げたところ、アナゴが塩さんの寝ていたエアマットの上にドテッと落ちてしまった。
もちろんわざとでは無いのだが、かなり憤慨していたようである。
夜も更け、眠くなってきた。
私もエアマットを広げて仮眠しようとしたが、蚊は多いしアタリがあって鈴が鳴ると飛び起きるので全く眠れなかった。

脈釣りは神経を使って疲れるので、海底から少し上のタナを狙ったまま竿を放置した。
しかし、釣れ上がってくる魚はゴンズイ。
今日は大漁なのでゴン様には海にお帰りになっていただいた。
MUDさんの竿には何やら大物がヒットし、しばらく格闘していたものの、ついに糸が切れてしまった。
そんなこんなで、まんべんなく何か釣れる状態のまま夜が明けてしまった。

朝マズメを狙って脈釣りを再開してみると、私にも何か大物がかかった。
しかし、無理に上げようとしたところ、いとも簡単に竿がポッキリと折れてしまった。
今までに色々な魚を釣り上げてきた竿だけに、ショックである。
朝マズメも過ぎ、日が昇って暑くなり出した。
私は半袖Tシャツにグローブをはめてバイクに乗ってきたので、変な日焼けをしてしまった。
ムラに焼けた上に赤くなっていて、触っただけでも痛い。

竿が折れた事もあって、釣りはやめて撤収の準備を始めた。
日が高くなる前に帰った方が楽である。
途中の公園で水道を借りて魚を捌いた。
先ほどまで生きていた魚である。
こうして持ち帰れば新鮮で美味しく食べられる。
今回の釣果は、
マアナゴ10匹
メジナ14匹
シロギス6匹
キチヌ1匹
シマイサキ1匹
ウミタナゴ1匹
マハゼ1匹
ゴンズイ4匹他リリース多数
であった。
かなりの好釣果だったと思う。
また来てみたい釣場が1つ増えた。
帰宅する前に軽く朝食を摂ることにした。

国道1号沿いにある「スマル亭」というそば屋に入った。
冷やし桜エビ天ぷらそばを注文したのだが、冷やしだと天ぷらがボソボソで美味しくない。
麺はコシがあってウマかったので、暖かい方を注文すれば良かった。
食べ終わって、MUDさんと別れて塩さんと共に東京に帰った。
高速道路が眠かったが、時折サービスエリアに寄って眠気を覚ましながら頑張った。
やっと家に着いたのは、まだAM9:45だった。
翌日、いつものKannaで林道仲間の暑気払いの宴会があった。
参加者は釣りに行ったゲドバ3人衆の他に、nabekunさん、健さん、黒洋梨さんである。
ウナギの代わりにアナゴだが、釣った魚をみんなで食べると更に美味しい。
Kannaでは、たみさんが工夫した料理を作ってくれるので、これまた楽しみである。


もう、どの料理も感動的にウマかった。
中でも売り物と大差があったのは、やはりアナゴである。
身にコクがある上にプリプリ&ジューシーで、何も言わずに食べさせられたらこれがあのアナゴだとは誰も思わないであろう。
本当に新鮮な魚がどれほどウマイのか、釣り人以外は知らない人も多いのではないだろうか。
最高の食材を最高の調理でいただく。
これほどの贅沢を一般人が味わえるのだからやめられない。
さて、次は何を釣りに行こうか。
投稿者 Munapy : 2007年07月31日 17:20