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2009年6月26日~28日 西伊豆
最近、あまり釣りに行っていなかった。
体調を崩していたのも原因のひとつだが、モチベーションが上がらなかった方が大きな理由であろう。
バイクツーリングにも何度か行ったしプチ釣りにも行ったが、ブログに書くほどの感動が無かったのかも知れない。
外道バスターズもメンバーそれぞれに事情があって、思い出に深く刻まれるような活動ができていなかった。
宴会用の魚のストックが尽きたころ、Mr.MUD氏(MUDさん)から釣りの誘いがあった。
そろそろ、干物用のウツボを確保したいとの事で、過去の実績から目的地は戸田港になった。
ほとんどいつも外道バスターズでは行動を共にしているSaltyDog氏(塩さん)は、護法少女ソワカちゃんのイベントを主催したあとの打ち上げとかで、今回は不参加である。
なぜか、我々にしては珍しく天気にも恵まれそうである。
今回はバイクではなく、MUDさんの車(スズキ・エブリィ)に同乗しての釣行となった。
金曜の夜に出発して、車中2泊3日で日曜の早い時間に帰還の予定である。
この車、軽自動車なのに荷台が広くて幅もあり、2人で悠々と足を伸ばした状態で寝れるので便利なのだ。
ETCも装着済みなので、土日は高速代が1000円で済むのもグッドだ。
さて、金曜の夜11:30に荻窪駅で待ち合わせ、高速を使って西伊豆に向かった。
高速が空いている時間に現地に着いて、そこで仮眠してから釣る計画だ。
最初の目的地は西浦漁港である。


まだ暗いうちに港に着き、車の荷台を平らにして仮眠をとった。
ここは、夜間の釣りはウミケムシのラッシュでダメなのだそうだ。
そんな中でもイシダイやマダイの大物を釣った人もいるのだが、今は眠い。本番は土曜の朝からだ。
ウトウト寝ていると、小便がしたくて目が覚めた。
もう辺りは薄明るくなっている。朝のマズメ時は魚が一番釣れる時間帯である。
しかし、睡魔に負けてまた眠ってしまった。
9:00を回って、もう小便が我慢できない。
用足ししたあと昨晩買っておいた焼きそば等を食い、そそくさと仕掛けを用意する。
MUDさんも目を覚まし、いよいよ釣り開始だ。
私はウキ釣りで小物狙い。内心はマダイやメジナが本命である。
MUDさんはチョイ投げでトラギスなどを狙っている。
私のウキにすぐにアタリがあった。しかし、釣れたのはネンブツダイ。
これはウツボのエサ用に確保だ。
MUDさんの竿にもアタリがあり、大きめのトラギスがかかった。
そのあとも雑魚が釣れまくり、私はネンブツダイの他にクロホシイシモチ、カサゴ(極小サイズ)、アカササノハベラ、マアジ(小)、タカベ(小)をゲットした。
MUDさんは、トラギス数匹の他にネズミゴチを釣り上げた。
結局昼ごろまでここで釣り、昼食を摂ったあと戸田港に向かうことにした。
日が高い13:00頃に戸田港に着いた。
土曜とあって、アオリイカやマダイ狙いの釣り人が何人も来ている。
釣り座が無いほどだったが、タイミングよく帰るグループがいて、何とか場所を確保できた。
さっそくウツボ用のブッコミ仕掛けを作り、投入する。
ウツボ用のエサは十分確保できていたが、念のためウキ釣りでネンブツダイ等も追加調達だ。
まだ時間的にウツボは釣れないと思っていたが、仕掛けを投入して間もなく私の300号船竿の鈴が鳴った。
アワセてみたが針掛かりせず、エサのネンブツダイの所々がかじられていた。
これは、何かいる。現地の人の話では、マハタやヒラメもいるようで期待が高まる。
続いてMUDさんの竿にもアタリが来た。
竿先がググッググッと海面に刺さっていく。
タイミングを見計らって大きくアワセると、竿が満月を描く。
ただただ重い引きである。これはウツボ特有の感覚だ。
ヤツラは、敵のいない水中ではほとんど本気で暴れないのだ。
案の定、上がってきたのは大きめのウツボであった。
手慣れた動作で、一気に抜き上げる。
まごまごしていると水中の根にからみついたり、仕掛けを体に巻き付けて引きちぎられてしまう。
この巻き付くときの力はすさまじく、ワイヤーやPEライン12号でさえ軽々と切るほどである。
まずは1匹ゲットである。真っ昼間からウツボが釣れるとは思わなかったが、今年は水が濁っているそうで、足下で水深10mはある戸田港の海底は薄暗かったのであろう。
今年はウツボが当たり年なのか。
しかし、好きこのんでウツボを釣りにくる釣り人も珍しい。
偶然落ちていた角材でウツボをしめて、クーラーボックスに確保する。
またもや、周りの釣り師達に奇異の目で見られてしまった。


昼間から釣れると判ったら釣るしかない。
エサを活きのいいネンブツに替え、足下に投入する。
すぐにアタリがあってアワセると、かなりズッシリとした重い引きが体を襲った。
大物用に買った8000番のリールが、ポンピングしないと全く巻けない。
軽く振ったくらいでは全く曲がらない棒のような300号の船竿が、満月を描いてしなる。
渾身の力を込めて魚と勝負する。
あまりの激闘に、周りの釣り人が集まって海面を覗き込む。
上がって来たのは、今までで一番の巨大ウツボだった。
常連の釣り人でさえ、初めて見る大きさだと言う。
しかし、あまりの重さに抜き上げるのを躊躇してしまった。
そして、MUDさんが玉網を用意している間に糸を体に巻き付けて切ろうとしている。
テンションを緩めて巻き付いた糸をほぐしてやり過ごしていたが、ついにやられてしまった。
パチンという音と共にヤツは海中に消えて行った。
思い切って抜き上げてしまった方が良かったのか。今でも悔やまれる。
熱い闘いに体がガタガタで、しばらく放心状態で休憩だ。
気を取り直して再びチャレンジ。
ウツボは少々の事では動じない。ヤツは、また食ってくるはずだ。
少ししてまたアタリがあり、良いサイズのウツボが釣れた。
ヤツの重さを体が覚えているため、小物程度にしか感じなかった。
しばらくして、またアタリがあった。
今度はずっしりと重い。
ヤツほどでは無いが、間違いなく大物である。
もう失敗しないように、力任せに巻き上げ、強引に抜き上げる。
釣り上げてみて驚いた。
今まで釣った中では最大級のサイズだったのだ。
太さは2Lのペットボトルを越え、長さもメーターオーバーである。
しばらく休憩して疲労を回復し、また釣り再開だ。
そして、強烈な重さが私を襲った。
これはヤツか。いや、それ以上あるかも知れない。
暴れる力は大した事は無いのだが、とにかく重い。
期待に胸を弾ませて海面を見つめると、上がってきたのは・・・折り畳み式のパイプ椅子とそれにからみついた大きめのウツボだった。
これは重くて当たり前である。
以前も戸田で塩さんが椅子を釣ったが、それと同じタイプの物だ。
これが海底で良い魚礁になっているのだろう。
私が4匹、MUDさんが2匹のウツボを釣った段階で、ついに日が落ちた。
ウツボ釣りは、これからが本番である。
日没後、初めてのアタリは私の竿にきた。
しかし、やたらと暴れる割りには軽い手応えでスルスルと浮いてくる。
案の定、上がってきたのはクロアナゴだった。
ただし、今まで釣った中では最大級のサイズだった。
もう既にクーラーボックス2個はウツボでほぼ満杯状態だったが、MUDさんの要望で持ち帰ることに。
それからはクロアナゴのラッシュだった。
なぜかウツボは1匹も釣れず、かかるのは全てクロちゃん。
2匹までは確保したが、あとは他の釣り人にあげてしまった。
普通はリリースだが、喜んで貰ってくれるのでありがたかった。
そうこうしていると、MUDさんの竿に超大物がかかった。
鯉竿30号が折れんばかりに曲がり、じりじりと少しずつ浮いてくる。
海面に姿を見せたそれは・・・またしても、椅子だった。
ただし、今度はクロアナゴ付きで。
私が釣ったのと同じタイプの椅子だった。
まさか2人して椅子を釣るとは。塩さんのも入れると、これで1人1脚ずつ仲良くゲットだ。
22:00まで粘ったが、クロアナゴしか釣れ上がらない。
もうMUDさんは体内時限睡眠装置が作動し、コックリ始まっている。
もう十分釣ったので、大満足だ。そろそろ寝ることにしよう。


朝起きて、雨がパラつき始めた。
屋根のある場所に移動し、朝食を摂った。
MUDさん特製みそ汁+納豆&2人で3合飯だ。
たらふく食ったあとは、地元の温泉で疲れを癒して塩まみれの体をサッパリさせた。
あとは、東京に帰るだけである。
昼頃家に着き、一休みしてから魚をさばいた。
私が預かったのは、ウツボ2匹と雑魚全部である。
一番大きなウツボもさばいたが、これだけデカイとさばくだけでも重労働である。
皮が丈夫で、包丁でもかなかか切れない。
ウツボは骨の少ない腹身だけを宴会用に分け、塩でしめたあとおろしショウガで臭い消しして冷凍した。
1日おいた火曜日の夜、元キッチンバーKannaの女将だったたみさん宅で宴会を開いた。
我々の釣った外道も、プロの手にかかれば美味しい料理に変身する。


魚は当日持って行ったので、それまでは沖縄料理で一杯である。
ゴーヤなど、沖縄系の食べ物は個人的に大好きだ。
と、台所のたみさんが、何やら四苦八苦している。
手が腱鞘炎とか言っていて、私がウツボ切り分けを交替することになった。
なるほど。そうだったのか。
ウツボは包丁系で切り分けるのが難しいのでキッチンばさみを使っていたのだが、それがかなりの重労働だった。
マジで腱鞘炎になるくらい手が痛くなり、相当力を使わないと切れなかったのだ。
たみさん、気づかずにm(_ _;)m すみませんでした。


少しして、野菜のてんぷらのあと雑魚も揚がって盛りつけられた。
6種類の雑魚が混ざっているのだが1匹ずつしかいない魚もあって、どの魚に当たるかは運次第。
外見の形である程度の判別は可能だが、1人1~2匹分しか無いので、どうせなら食べた事の無い魚にしたい。
私はトラギスが当たったが、かなりウマかった。
しばらくして、ウツボが調理されてきた。
以前も中華風ピリ辛あんかけが最高にウマかったが、今回はエビチリソースのウツボ版みたいな調理だった。
これがまたウマくて、一度揚げたものに辛みを和えるとウツボは激ウマ料理に変身すると改めて感心した。
また、一番大きなウツボを使ったせいか、6人でも食べきれないほどの量があった。
今回の釣りは、釣果やサイズも含めて大成功だったと言えよう。
2人とも椅子を釣ったのも、思い出に残るだろう。
今年は熱い夏になりそうである。
投稿者 Munapy : 2009年07月10日 17:56
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